普通の受験のセオリーとはかなり異なった方法・順番で受験勉強に取り掛かります。受験勉強を遅めに開始、周りよりも遅れを取りますが焦らずに自分なりの方法で勉強を続けた結果、実力が身に付き行きたかった関西の大学同志社大学 商学部 商学科に合格しました。
同志社大学
同志社大学は関西に位置する私立の大学群「関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)」に属するキリスト教の大学です。関西圏では国公立大学を除くと関関同立が最上位の大学群として知られています。同志社大学は関関同立の中でも偏差値が頭1つ飛び出た大学でクリスマスになるとクリスマスツリーが点灯されるところや大学の雰囲気、入試問題では英語が難しいのに反して国語が易しい点など上智大学と似ているところがあります。偏差値や難易度は関東のMARCHのような位置付けにあり、同志社大学の偏差値は55.0~65.0です。今回合格した商学部 商学科の偏差値は62.5と大学の中でも高い偏差値を誇っております。
国際基督教大学や法政大学・立教大学・青山学院大学・関西学院大学がライバル校として挙げられ、併願校は東京学芸大学・九州大学・神戸大学・上智大学などの超難関大学が挙げられるほどの難易度です。
今回は受験勉強に遅れを取るも自分なりの方法で難関大学である同志社大学に合格した三ヶ尻さんの実録合格者カレンダーです!
コロナウイルス感染症の影響で生活リズムが崩れる
高校3年生の4月、コロナウイルス感染症の影響で休校になり生活リズムが一気に崩れてしまいます。周りの友達は高校3年生の4月から受験勉強を開始しており自分も受験勉強を始めなければいけないと思いつつも勉強せずにグダグダ過ごしてしまいますが武田塾に相談へ。高校3年生の6月に一念発起して武田塾で受験勉強を開始しました。
英語は英検準1級取得のために他の塾で勉強をしていたため英語の受験勉強は英検が終わってから移行する予定に。武田塾では国語と日本史を受講します。
6月まで受験勉強をしてきていないため基礎の基礎から特訓を開始しました。
最初は基礎の基礎から始めたため宿題の量は多いものの内容は易しいので丁寧に取り掛かります。
高校の授業もしっかり聞いていなかった上に自学自習もしていなかったことが原因で罪悪感を感じ、その罪悪感が受験勉強に専念するエンジンになり今までのグダグダモードとは一転して受験モードに切り替えます。今までのマイナスを取り返す心持ちでうまく気持ちを切り替えることができたため、武田塾の自習室に通い勉強をするなどして本気を出します。
怒涛の9・10月
英検準1級の勉強に専念するために受験勉強はしていなかった英語も準1級を取得できたため9月から本格的に英語の受験勉強を開始します。
英検準1級の対策を行っていたためある程度の英語力はついている状態。英検対策では解釈はあまりやらずに長文読解を行っていたため、受験勉強では文法や解釈を中心に取り掛かります。
最初の計画でも9月から3教科の受験勉強に取り掛かるという予定だったので順調に進みますが一般的な受験生と比べたら遅れを取っている状況です。しかし遅れを取っているからと言って焦って参考書に取り掛かるのではなく、焦らずに基礎を1つ1つ丁寧に自分のものにしていきます。勉強のやる気が出ない時は無理に勉強せずに安定した気持ちで常に受験勉強と向き合っていました。
担当の先生も肝が据わっていて思い切りよかった、勉強をうまくこなしていて要領が良かったところが勝利に繋がったのではないかと述べています。
10月には現代文で日大レベルを突破するも日本史は段階突破テストを受けません。英語の日大レベルは文法問題で減点が目立つもギリギリ8割獲得で突破し、受験直前の12月にMARCHレベルをクリアしました。MARCHレベルになると文法よりも長文読解の量が増えるため日大レベルの段階突破テストよりも高得点でクリア。
長文読解はかなり得意ですが文法が苦手です。文法の対策に専念しようとしますが志望校である同志社大学の英語の過去問は文法よりも長文がメインに来ているため読解で点数を稼ぐことにシフトチェンジ。
12月から過去問に挑戦
英語でMARCHレベルを突破した1週間後に同志社大学の過去問に挑戦します。
12月に過去問に取り組むというのは当初の計画通り。過去問に挑戦する前はあまりいい点数は取れないだろうと思いながら過去問に挑戦しますが、思った以上に点数が取れませんでした。最初から低い点数であることを予想していたため動揺はなく、どうしたら高得点が取れるのか分析します。
今まで受けてきた模試でも適当にだらだら解いていたため長時間集中して問題に取り掛かること自体が苦手でした。真剣に問題に取り掛かってしまうと時間が無くなてしまうので、問題を解く順番など戦略を立てたうえで練習を重ねたら2・3回目にして持っている実力を発揮できるようになりました。
実際に特訓の成果が大きく反映されたのは第3回の武田塾模試です。
【第3回武田塾模試】
英語(リーディング):64.6
英語(リスニング):69.7
国語:64.8
日本史B:67.5
英国社:67.6
全科目コンスタントにいい点数を取ることができ、偏差値も高いです。
優先順位を決めて同志社大学合格
最後は同志社大学と共通テストの対策に専念しました。
焦らずに時間をかけて基礎を勉強したため確かな実力が付いていたので模試でもいい結果が出ていました。共通テストでも模試と同じように点数を取ることができたため受験で利用することができました。
せっかく英検準1級を取得したので英検準1級と共通テストが使える大学・かつ関西に行きたいため関西の大学である立命館大学と関西学院に出願します。
第1志望の同志社大学の試験は練習で過去問を解くときと同じ感覚で解くことができ、ある程度点数が取れていたと手応えを感じます。2日連続で受験をした日はしんどかったものの無事に同志社大学商学部商学科に合格を成し遂げました。
遅めのスタートでも自分のペースで同志社大学合格 | まとめ
高校3年生の6月に武田塾で受験勉強を開始するも、英検受験のため英語の受験勉強は9月から開始しました。
高校でも真剣に授業に参加していなかったためマイナスからのスタートになりますが焦らずに自分のペースで勉強を続けます。
今まで何にもやってこなかった罪悪感で受験勉強に一気に切り替えることができ、時間をかけて基礎を徹底的に習得していきました。
最終的には入試を受ける前から過去問で合格点を獲得するもぎりぎりかもしれないと言い聞かせ最後まで受験勉強に取り掛かります。
自分の実力と目標を照らし合わせたうえで受験勉強を進めることができました。自分のペースで焦らずに1つ1つ丁寧にこなしたことで6月スタートという遅れを取りながらも同志社大学に現役で合格することができました。